2018年05月27日

機械式(メカニカル)ディスクブレーキの調整

機械式ディスクブレーキを使用していると、次第にレバーの「あぞび」が大きくなってきます。この原因は、ワイヤーを交換したばかりであればワイヤーの「初期伸び」のためであるかも知れませんが、たいていはブレーキパッドの磨耗のためです。ブレーキパッドが左右合計1mm磨耗すると、レバーの遊びが10〜20mmも増加してしまうほどです。ブレーキの操作感が大きく変化してしまって危険です。

そこで、今回は、機械式ディスクブレーキ(br-m416a)の調整方法を説明してみましょう。

まずは、ブレーキキャリパー固定ネジを緩めます。これによって、キャリパーが左右に動くようになります。
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(○印が固定ネジ。)
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(緩めるだけです。)

キャリパー内側のパッド位置調節ネジを、少しずつ締めていきます。1ノッチ締める毎に、ブレーキレバーを握って、レバーの遊びが最適(よりやや少なめ)になるところまで根気よく締めていきます。
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(最適点を探りながら、1ノッチずつ締めていく。)
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(1ノッチ締める毎に、ブレーキレバーの遊びを確認。)

パッド位置調整が済んだら、ブレーキレバーを強く握ったまま、キャリパー固定ネジをしっかりと締め、キャリパーを固定します。
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(ブレーキレバーを握ったまま、固定ボルトを締める。)

パッド位置調整ネジを、2ノッチ分又は3ノッチ分戻します。これは、シマノの低グレードのブレーキシステムの場合、片(内)側のブレーキパッド位置を調整することしかできないため、このまま調整ネジを戻さない状態だと、ブレーキディスクに内側パッドがベッタリとくっついたまま(引きずり)になってしまうからです。
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(2〜3ノッチ戻して、引きずりを解消。)

ワイヤーの張り具合は、キャリパーとレバーそれぞれについた調整ネジで微調整します。
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(キャリパー側ワイヤー調整ネジ。)
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(レバー側ワイヤー調整ネジ。)

仕上げに、ブレーキレバーを握って遊び量を確認し、ホイールを回転させてブレーキの引きずりが無いことも確認したら作業完了です。
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(レバーの遊びは最適。)
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(ホイールも軽い。)

後ろブレーキの調整も同じ作業工程です。もちろん、磨耗しすぎたブレーキパッドは調整ではなくて、早めに交換する必要があります。

最後に注意事項を。

ブレーキワイヤーの固定ボルトは外してはいけません。ブレーキワイヤーのつけ外しを何度も繰り返すと、ワイヤーが切れやすくなってしまいます。ワイヤーを引っ張りなおすことだけでブレーキ調整するのは邪道です。

また、機械式のブレーキシステムでも、両側パッドの位置調整ができるタイプのものであれば、上のような作業のほとんどは不要でしょう。上の説明が当てはまるのは、片側のパッド位置だけを調整できるタイプの機械式ディスクブレーキです。


もうじき6月。蒸し暑くなってきました。
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タグ:自転車整備
posted by 司法書士 前田 at 17:20| Comment(0) | 自転車
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