2019年07月06日

異音の原因を探せ!(tern link uno のコースターハブ分解整備)


最近、普段の足として使っているtern link uno (コースターブレーキ搭載のシングルスピード小径車)の後輪ハブ付近から、体重をかけてクランクを踏み込むのに合わせて「カツッ、カツッ、カツッ・・。」と不規則な異音が出るようになりました。同じ周期で出る音ではないので、異音の中でも特に気持ちの悪い部類のものです。

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(6年間酷使してきた link uno 。最近いやな異音が・・。)

今回、ちょうど風邪を引いて激しい運動ができないので、異音の原因を突き止めてみることにしました。

まず予想したのは、チェーンとコグとのサイズが違うことから生じるガタです。

実は、link uno のチェーンとチェーンリング(前ギア)は、2年位前、薄歯サイズ(3/32インチ)から厚歯サイズ(1/8インチ)に変更したのですが、コグ(後ギア)だけは薄歯サイズのままだったのです。つまり、内幅の広いチェーンが横方向に遊んでしまうので、それが異音の原因ではないかと予想したわけです。

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(厚歯コグ(左)と薄歯コグ(右)。チェーンとの相性を考える。)

ところが、コースターハブを分解してみてすぐに異変に気づきました。シマノのコースターブレーキハブ cb-e110 には全部で3セットのリテーナー付ベアリングが付いているのですが、一番ドライブ側(コグ側)に近いものだけリテーナーが痩せて、ベアリング球がバラバラに外れた状態になっていたのでした。ベアリング球にも、コーン及びカップにもなんだか虫喰い(=傷)がたくさん付いており、グリスの中に金属粉がたくさん混じっています。

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(2年ぶりの御開帳。グリスが真っ黒。金属粉も混じる。)

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(リテーナーに納まっているはずのベアリング球が外れている。)

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(汚れたグリスを拭き取る。)


ここで、一度にコグとベアリングの両方を交換してしまっても良かったのですが、そうすると異音の原因が分からなくなってしまうので、とりあえずベアリングはそのままのものを使用して、厚歯コグに交換して一旦組みなおしてみることにしました。

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(高温になるコースターハブには耐熱性のあるグリスを使用。ここで使っているのはウレアグリス。)

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(古いベアリングとリテーナーをそのままとりあえず並べて一旦組み直した。)


試走してみて、いやな異音がそのまま出続けていることを確認しました。やはり、原因は、コグではなくて、ベアリングだったということのようです。

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(完成・・と思ったら。異音の原因はコグではなかった。)

交換用の汎用ベアリングは在庫してありました。再びベアリングを取り出して、隙間を作らないように詰めたグリスに新しいベアリング球を埋め込みます。もともとリテーナー付きで7球だったところに、リテーナーがなくなったため9球を並べました。虫喰いのあったカップとコーンについては、今回は特に何もしませんでした。

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(自転車用として一般的サイズのベアリング。今回使うのは画面右側の大きいもの。)

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(ベアリング球には虫喰いだらけ。リテーナーは使い物にならない。)

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(カップとコーンも虫喰いしているが、次回の課題。)

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(ベアリング球の数を2つ増やして隙間を埋める。)

再び組みあがったところで、さて試走。

”buttery smooth”「バターのようになめらか。」とはまさにこの走行感覚です。異音?もちろん、そんなものはもうありません。


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posted by 司法書士 前田 at 19:12| Comment(0) | 自転車
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